カテゴリー「映画/ハ行」の記事

THE BEAST WITHIN(邦題「戦慄!呪われた夜」)

今年のカンヌ・・・俺の一番嫌いな監督がパルムドールなのに腹をたててるりざ夫です(-_-X)

今回紹介するのは、ちょっと古めのホラー映画です。

「THE BEAST WITHIN」
製作国:アメリカ  製作:1982年
日本劇場未公開 日本TV放映時邦題「戦慄!呪われた夜」
監督:フィリップ・モーラ
出演:ロニー・コックス、ビビ・ベッシュ、R・G・アームストロング、
    L・Q・ジョーンズ他

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新婚旅行中、ミシシッピの田舎道でレイプされた結果生まれた子供。17年後、思春期を迎えた彼の肉体に変化が起こり始めた・・・原因を調査しに、忌まわしい現場に戻る夫婦であったが、衝撃な事実が・・・

「ハウリング2」で監督生命に終止符?をうったフィリップ・モーラ監督の代表作。「狼男アメリカン」「ハウリング」等変身シーンの特殊効果が話題になり、また「スターログ」等SF・ホラー専門雑誌が流通しだした頃。とにかく醜悪な変身シーンって事でフォトのみ出回り、マニアを狂喜させましたがオクラ入り。輸入ビデオレンタル屋で大枚はたいてレンタル、字幕無しで鑑賞し特殊効果は満喫しましたが、内容がイマイチだったところ、CSにて日本再放映。録画してたのを、今日念願の再見となったわけであります。

※ネタバレあり

字幕なしで見ていたので、狼男?そのわりにはぐちゃぐちゃっぽいなあ・・・って疑問に思っていましたが、やっと解決。何と!恐怖!蝉男とは(爆
笑ってますが、終盤の変身シーンの醜悪さときたら天下一品!偉いぞ!トム・バーマン!
今見ても、はっきりグロイw良く考えたな、あんな変身シーン。
内容的には、何で動物や昆虫と話す能力があって、飢えをしのぐために人肉を食べた結果、蝉男になったのか?って過程が全く紹介されていない事に不満が残りますが、
*ヲイ!大事なとこだろ!本当は(爆
全体的に変身までの過程を第一夜、第二夜・・・と静かに盛り上げ、意外にも見れる出来になっています。演技陣もロニー・コックスはじめ、皆熱演で(結構渋いとこ揃ってる)B急映画の快作となってます。
*あくまで、全体の設定は無視して、部分的な効果だけね(゚ー゚)

とにかく、変身シーンは一見の価値アリ!マニアなら観るべし!!

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痛~い映画ニ連発②・・・「フロンティア」

連休の天気を見誤ったりざ夫です。明日から雨か・・・しまったなあsweat01

さて再度、侮れないフレンチ・スプラッターの紹介です。

「フロンティア」
製作国:フランス/スイス
製作:2007年 日本劇場公開:2008年9月 
監督:サヴィエ・ジャン
出演:カリーナ・テスタ、サミュエル・ル・ビアン他

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大統領選挙の混乱で不穏な情勢のフランスを舞台に、各地で暴動が発生する中、その混乱に乗じて海外脱出を試みる移民の若者たちが、ふと国境近くの安宿に立ち寄った。そこが残忍な殺人鬼たちの住処だとは知るよしもなく・・・

※ネタバレあり

初っ端から、スピーディーな展開と映像で期待を持たせてくれます。ふとした事から二手に分かれる事になった若者達。その一方が先に安宿に辿りついてから緊張感が増大します。いきなり”寝ろ”って強要してくる女住人たち、それとマッチョな宿主が次第に本性を現してからが、残忍描写の連続!
宿主(一族)たちの目的は、人肉食いと新たな血の導入。よって男性たちは無惨な方法で餌食に、女性は捕らえられ、一族の後継者を生めと命じられる・・・あれ?
そうです・・・途中でふと思った。この映画、全くオリジナリティがない( ´,_ゝ`)ハイハイ
「テキサス・チェーンソー」「ホステル」「ヒルズ・ハブ・アイズ」「ディセント」「マーダーライドショー」等々・・・いろんな映画のいいとこばっか集めた感じです。さすがに途中で食傷気味になりますが、そこはスピーディな映像と残酷パワーw&血糊の多さがカバーしてくれます(爆
よって新たな展開(スプラッター系ホラー)を期待している方は、物凄い不満を持つかと思われます。しかしここまで遠慮なくパクってこられると、かえって作り手側の意図が伝わってきて、”よし!わかった。もっとやれー!”って応援しちゃったりして(爆
生き残るのも女性一人って・・・そこまで定番かいっ(爆×10
今にフランス映画市場って、一時期のイタリアのような状況になるのではないでしょうかw
それはそれで、りざ夫は楽しみだったりするんですが・・・問題は配給かな?
さあ次回作に期待!もっとやれー!・・・でもオリジナルで頼むね(^-^;


Frontiers - Trailer 2008

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プロムナイト<未>(2008)

今日でチョンガーともおさらばなりざ夫です。今年は寒さや花粉の多さにも係わらず、体調も崩さず、結構有意義な一人暮らしでしたhappy01
昨年はブログ更新ほとんどしなかったしなあ・・・


「プロムナイト」 原題:「PROM NIGHT」
製作国:アメリカ/カナダ
製作:2008年 日本劇場未公開
監督:ネルソン・マコーミック
出演:ブリタニー・スノウ、スコット・ポーター他

Photo

ある高校のプロムナイト、皆がそれぞれ着飾ってイベント会場に集まる中、その高校の女学生をストーカーして精神病院に閉じ込められていた男が脱走し、密かにある目的で女学生に近づいていた。殺して完全に自分のものにするために・・・


既に、70~80年代のスラッシャー映画は、「13日の金曜日」「血のバレンタイン」がリメイク公開されたばかりで、残る主だった映画は「バーニング」と「ローズマリー」か?ってとこですかね。まあリメイク作品はいずれもオリジナルに遜色ないそこそこの出来。さてこの「プロムナイト」は・・・

※ネタバレあり

あれ?これ全然ストーリー違うじゃん!リメイクじゃなくて、タイトル頂いただけなのねsweat01
それに劇場未公開だし、あまり期待できないなあ・・・
いやー、間違ってました。そこそこいいですよコレ!
下手に犯人探しとか、どんでん返しとか面倒な事はせず、犯人の顔丸出しwそれでどこで殺そうかってとこまで見せてるんですから。
それがかえって最近では好印象で、どこで引っ掛かる?いや逃げ切るかな?なんて結構ハラハラするんですな、これが!ラストもどんでん返しなどなくあっさりジ・エンド。でも「ふざけんな、何でそんなオチなんだ!」って映画よりは、すがすがしくていいっす(◎´∀`)ノ
刑事コロンボの殺人鬼逆バージョンってとこ(例えが悪すぎかsweat01)。
「面会時間」が好きな人は、これかなり面白く見れますよ。オススメです♪
犯人のウルトラ・スーパー・ストーカーもかなり楽しませてくれますぞhappy01

"Prom Night" Movie Trailer

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パラサイトX(劇場未公開)

ゲーム専用TVとPCパソのモニターがそろそろ怪しくなってきて、どっちを先に購入しようか悩んでいるりざ夫です。パソは本体自体の更新が必要なんで、5月末の決算賞与次第だがTVが先かなあ・・・


パラサイトX(劇場未公開)(2007)
 原題「VIKAREN」

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製作国:デンマーク
監督・脚本:オーレ・ポールネダル
出演:パプリカ・スティーン、ウルリク・トムセン他

宇宙からやってきた、戦争と侵略しか知らない謎の生命体が、漂着した土地に住む女性に寄生してある目的を果たそうとする。その目的とは”愛”を得る事であった・・・

珍しいデンマーク製のSFサスペンス?です。タイトルだけだと、観ずにスルーなんですが、何気なく手にとってしまったところ、製作・監督が何と傑作カルト映画「モルグ」のオーレ・ポールダネルではありませんか!これはスルーするわけには行きませんね。ヽ(´▽`)/
「モルグ」といえば、1994年デンマークで興行第一位に輝いた作品。この作品によって監督はハリウッドに呼ばれ「ナイトウオッチ」(「モルグ」のそのまんまリメイク)を監督、「ミミック」の製作にも携わったのですが・・・その後は行方不明(爆)。勿論知名度なんて今では無いも同然。新作がひっそりとDVDでリリースされたってわけですな。

※ネタバレあり

これ、判断が難しいのですが、青春コメディーでしょう。オープニングからして地球への着地点が養鶏場の一羽のニワトリ。よって地球での主食はニワトリw。そこの一人の農婦に寄生し、宇宙人特有?の能力を使って、小学生の女教師として赴任し、小学生を傘下に引き入れ、”愛を手にいれ、地球を侵略”しようとする。しかし、一人の生徒が、教師の挙動に不振を抱き正体を暴こうとする・・・。つまり小学生の視点から描かれているので、非常にほのぼのとしたタッチ。ジャケットのようなモンスターは、教師が一人の生徒をちょっと脅すだけのワンシーンしかでてきません。これこそ誇大広告ですな(笑)。
女教師の活躍も地味なもんで、「あんた!どうやって愛を得て侵略しようとしてんの?」とツッコミたくなるくらい。疑惑を抱いた生徒が、仲間達と女教師宅に侵入し、不審な点を捜索するあたり、日本じゃ知名度がない役者ばかりなので、誰が死ぬか予想がつかず、結構サスペンス的には盛り上がりますが、やっぱ子供は殺してはいけないのね、万国共通。女教師に「寂しいだろ、俺が欲しくないか?」って言い寄るスケベ心抱いたスクールバスの運転手が「そう、欲しいわ」と言われ、手のひらサイズに縮小されて喰われるあたりが唯一の残酷模写か(爆)。
”愛”を教育?してもらうため、不審を抱いた生徒の父親に近づくあたりのやりとりも、一歩間違えばスラップスティックコメディー。最後、お決まりに退治されるのですが、「貴方の父親は食べなかったでしょ?」って・・・説得の言葉になるんかい!って思う当たりで、監督の意中にはまってるんですねw。
ラストのナレーターの台詞も「おい!ちょっと待った!」で終わります(爆)。

デンマーク製SF青春喜劇として割り切ってみれば、かなり楽しめる作品でオススメです♪レンタル屋から消えたら、二度と日の目を見なくなるかもしれない作品ですので、観るなら今です(゚ー゚)


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パンズ・ラビリンス

どう森通信のおかげで、かなりたくさんの映画鑑賞ができたりざ夫です。
他人の通信(妻ですがw)観てても退屈なんだよなあw

さて、今年観たかった映画の1本「パンズ・ラビリンス」を紹介します。

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俺の贔屓のスペイン映画。「ミミック」「デビルズ・バッグボーン」など趣味(俺のw)な映画を撮っている、ギレルモ・デル・トロ監督の作品です。有名なのは「ヘル・ボーイ」ですが、やっぱり本骨頂はこの手の作品。今回も期待を裏切りませんでした♪

ジャンルはダークファンタジーとなってますが、ストーリーはスペイン内戦時の愛憎劇。とにかく徹底して現実世界の悲惨さが描かれています。これ童話として子供には絶対見せてはいけません!
とにかく、この愛憎劇が酷い。冷酷で残忍なレジスタンス討伐隊の義父の存在感、言いなりになるしかない母、その悲惨な出産シーン等、かなり残酷な話が丹念に描かれて続くなか、空想好きの少女:フェリアは現実世界から逃避し、森の中の不思議な世界へ引きずり込まれていく・・・
悲惨な現実の合間、「パンの牧神」を中心とした、ファンタジーが繰り広げられるのですが、その映像は素晴らしい!ギャップが激しいので、ひときわ際立ちます。一見の価値あり。
その不思議な世界が空想なのか、はたまた現実なのか?まあ想定通りだろうなあって思いながら、ラストでのどんでん返しを期待するのですが・・・後は見てのお楽しみ。残酷orハッピーエンディング?

さて、映画を観る前に、「パンの牧神」について予備知識があると、より面白く見れます。
「パーン(ギリシア神話」
まあ、もともと”神”って呼ばれるものは、結構陰惨な逸話が多いのですが、このパンの牧神もそう。
自分は、実は中学生の頃、「怪奇クラブ」(Aマッケン著書:創元推理社)で初めてこの神の事を知ったので、”=邪神”ってイメージしかありませんでした。興味を持たれた方、是非一読を。
「パンの大神」


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秘密と嘘

Secrets_lies SECRETS & LIES

【1996年製作 イギリス】( 142min )
監督:マイク・リー
出演:ブレンダ・ブレシン、ティモシー・スポール、フィリス・ローガン


娘と2人暮らしの白人の中年女性シンシア。ある時シンシアの娘だと名乗る若い女性ホーテンスが連絡をしてきた。ところが待ち合わせ場所にいたのは自分と肌の色の違う黒人の若い女性だった。シンシア自身肌の色が違う“娘”と名乗る女性を自分は母親ではないと一旦は否定したのだが・・・


※ネタバレあり


この映画の主人公シンシアはロンドン郊外に住む普通の中年女性でシングルマザー。
年頃の娘ロクサンヌ、姉想いのシンシアの弟、その妻など、彼女の周囲では悩みを抱えていたり、それぞれに葛藤がある。
ただ人は平凡とはいえ何かしら常に問題や悩みを抱えていたりするのは特別変わったことではないだろう。
そうやって人は生き続ける存在なのだ。

ある日ひとりの若い黒人女性ホーテンスが、シンシアに向かって自分はあなたの娘だと告げにやってくる。
白人のシンシアには似ても似つかないと思われるホーテンスだったが、彼女には16の時に子供を産み落とした経験があり、ホーテンスが自分の実の娘だと直ぐに気づく。
肌の違いはあっても、ホーテンスは間違いなくシンシアの娘だと彼女自身感じるのであった。
衝撃的な事実に最初は愕然とするものの、ホーテンスに対して次第に母親の顔に戻っていくシンシア。

一方でホーテンスの異父姉妹にあたるロクサンヌは勿論その事実を知る由もない。
大学へは戻らず、日々母親のシンシアに対して不満を募らせている。
娘から浴びせられる言葉。年頃の娘を持つと「あんなものか・・・」と分かるような気もするが、ホーテンスに出会ったシンシアは、自分をわざわざ捜し出し、会いたかったと素直な感情を出してくれるホーテンスに対し、いつしかより強い母親の感情が芽生え始める・・・

映画の終盤は圧巻。
元々“脚本”を書かず、役者と話し合って即興で作られたこの作品に対するリー監督の想いというものが見えたような気がするし、何より脚本らしいものが存在しないことで、よりリアリティのあるドラマになったのではないかと思う。

ロクサンヌの誕生パーティの席で、シンシアが弟夫婦や娘などにホーテンスは実の娘だと告げた時、弟から真実を話すタイミングに気をつけろと言われ「じゃあどのタイミングならいいの?」と泣きながら言葉を返すシンシアの台詞には胸を打たれた。

実際にはこの映画のようには上手くいかない親子関係もあるだろうが─
真実とはいえ秘密を話すことは、自分の最も大切にしている人にとって、果たしてそれは最良な決断なのだろうか?
真実を追求する者もまた然り。
真実だと思っていたことが事実とは違うと知った時、もし私がロクサンヌの立場だったらどのように感じるだろうか。


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冒険者たち

Les_aventuriers LES AVENTURIERS

【1967年製作 フランス】( 110min )
監督:ロベール・アンリコ
出演:アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジョアンナ・シムカス

飛行機で凱旋門をくぐりぬけることを夢見るマヌー(アラン・ドロン)。車のスクラップ屋で黙々とF1の新型エンジンの開発に励むローラン(リノ・ヴァンチュラ)。そんな2人の前に、突然魅力的な若い女性レティシア(ジョアンナ・シムカス)が現れる。彼女はローランの捨てた鉄屑で斬新なポップアートを作る芸術家。ある時、コンゴ沖で巨万の富が海底に沈んでいるという情報を聞きつけ、3人はコンゴに旅立つのだが...


※ネタバレあり


とっても清々しい青春ドラマの秀作。青春の爽やかさとほろ苦さを上手い具合にミックスしたような映画。
冒頭から登場するジョアンナ・シムカスがとってもチャーミング!
男性にとっては彼女は正しく永遠のミューズなんだろう。
アラン・ドロンも若く、リノ・ヴァンチュラもいつもの暗黒(マフィア)のイメージからは想像もつかない役どころで本当によかった。
3人の男女が織りなす三角関係も決してドロドロしたものではない。
マヌーもローランもレティシアをとっても愛しているのに、奪い合うなんてことはせず、男同士の友情を優先させている感じもいい。

財宝を手に入れようとする辺りからラストまでは息も吐かせぬ展開でハラハラし通しだった。
2人の愛するレティシアが、同じく財宝を狙おうとするギャング団の撃った流れ弾に当たって死んでしまい、残ったマヌーとローランの2人は手に入れた財宝でレティシアの故郷の海に浮かぶ要塞を手に入れようとしていた矢先、マヌーも殺されてしまう…
マヌーが亡くなる間際に、ローランがマヌーに対してつく"嘘"はとても美しく、そして切ない・・・



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パニック・イン・スタジアム

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【1976年製作 アメリカ】( 113min )
監督:ラリー・ピアーズ
出演:チャールトン・ヘストン、ジョン・カサヴェテス、マーティン・バルサム


  
※ネタバレあり
 

当時はヘストンの評価が今ひとつだったとかなんとか?実際のところはよく分からないけれども、この映画を観る限り、"SWAT隊長"のカサヴェテスの役柄の方が断然魅力的には映るけれど・・・何より彼は渋い演技をしていたし尚且つ素晴らしい演技をしていたので、それで比較されてたのかもしれない。

犯人らしき人物がホテルの一室からライフルで一般市民に向けて発砲するシーンからドキドキすることはするのだが、それから暫くは、「間延び」した感じがしたのは正直否めない。
人物を事細かに紹介しておいて、それから本題に入る・・・みたいな感じ。
勿論登場人物の一人ひとりがどんな人物なのか丁寧に描かれていたことで、後半が最高潮に盛り上がる映画になっただろうとは思う。

この映画は間違いなく終盤近くが面白い

原題から分かるように、最後の2分間がこの映画の全てと言っても過言ではないと思うのだ。

ロスにある大きなスタジアムにアメフトの試合を観に来ていた客。その数およそ10万人。
客の中には所謂VIPと呼ばれる要人が数名。
犯人は恐らくこのVIPを狙っていただろうということしか映画では分からない。犯人が誰に雇われていたとか、真の目的が何だったのかということはこの映画の中では最後まで全く明らかにされない。
そう。結局のところ犯人に関しては、最後までどういう人物か分からない。唯一判明したのは名前だけ…。
この映画は犯人が凶悪犯であることは分かっても、そういうことに重点を置いていない。
犯人がどこの誰でなんてことは全く関係なくて、分かっているのは凶悪犯であるという事実のみ。

パニック映画らしい後半の盛り上がりは、単にパニックと呼ぶには想像を絶する描かれ方だった。
犯人が試合終了"2分前"になってスコアボードのある塔の上から観客席に向かって無差別に発砲するシーンは観ていて身震いした。
どこから撃ってきているか分からない観客らは一目散に我先にと逃げ惑う…まさにこの世の生き地獄。
撃たれた人もまたそうでない人もみんな一斉にパニックに陥るのだ。

本当に怖い映画だと思った。



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プラダを着た悪魔

The_devil_wears_prada THE DEVIL WEARS PRADA

【2006年製作 アメリカ】( 110min )
監督:デヴィッド・フランケル
出演:メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラント

 
ファッション雑誌社が舞台なのでオシャレで観てて楽しい映画だった。テンポも悪くなかったし。
最近どちらかっていうと重いなどなど・・・ある意味辛い映画が多かったのでcoldsweats02時にはこういうのもアリかななんて。
・・・とはいえこの映画観てから1週間以上放置してしまった。
いつも思うのだけれど、映画の感想を書くのだったら観た直後がやっぱりベストだなぁ。
いいとか面白かったとか・・・今それ以外に言葉が浮かんでこない(^^;

アン・ハサウェイは、「プリティ・プリンセス」くらいしか観てなかったので、彼女に対する特別な思いとかそういうのはなくて・・・
例えば映画とは全く関係ないところで、この間のアカデミー賞の真っ赤なドレス姿は可愛かったなぁとか(笑)
ダサい女のコがファッショナブルな女性に変身する(↑の映画とも被るイメージがあるけれど)のは観ていて楽しかったわheart01

でもここはやっぱり大御所のメリル・ストリープでしょ。
彼女は本当にさすがsign01貫禄十分sign03
生活感が全くないけど仕事の鬼っていうミランダを見事に演じていたと思います。
ミランダっていう女は本当にイヤな女だし、子どもに対する愛情があるっていうのもわからないんではないけれども、彼女は子育ての仕方を間違ってる。
物さえ与えればいいっていう問題じゃあないだろ・・・think
でも最後の最後に見せる・・・“あの”優しい表情はいいなぁって思いました(^^)
話の後に必ず言う「That's all」は好き(笑)

この映画は脇を固める俳優さんたちもキャラクターが明確でわかりやすかった。
テレビドラマ「堕ちた弁護士~ニック・フォーリン」に出てるニックがここではプレイボーイの作家とはshine

時にはこんな肩の凝らない映画もいいなぁhappy01
ちょっと現実離れしている感じはあるけれども、映画っていうのは2時間とかそんな短い間の中で観た人に夢を見せるものなのかも?
深く考えずに楽しんで幸せな気分に浸れればそれで十分なのかもね。



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バベル

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【2006年製作 アメリカ】( 143min )
監督:アレハンドロ・コンサレス・イリャニトゥ
出演:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、役所広司、菊地凛子

映画っていうのは、観終わった後に“幸せになる”気分の映画とそうでないものがある。幸せな気分に浸れる映画は無条件で好きだ。勿論キライになる理由もない。かといって、その逆の場合は嫌いになるかというと、そういう訳でもない。
この「バベル」は「嫌いじゃないけど好きでもない。自分の中で非常に混沌とした想いが残る映画」というのが今の私のこの映画に対する率直な感想だ。

モロッコ、アメリカ、メキシコ、そして日本─。
この4つの場所で展開される人間模様。
「バベル」はそれぞれの国が抱えている問題点を浮き彫りにした映画だと思う。

人はみな同じようにこの世に生を受けて生まれてくる。
ただし育った場所の習慣や環境で、その後の人生に大きな“差”が生じてくる。

モロッコの兄弟らは銃の扱い方を知っていても、その使い方を間違った。そして警察の残忍なやり方には言葉がないくらいショックだった。テロだと騒ぐアメリカ人らも。

メキシコから不法就労でアメリカに移住する人がいても、私も出稼ぎでアメリカに来ていたメキシコ人らを実際見たことがあるが、今のアメリカ社会ではそう珍しいことではないんだろう。
アメリカは裕福で、メキシコは貧しい・・・そんな印象も受けた。

日本はどうか・・・
この監督が日本人、日本という国をどう思ってこの映画を描いたのかよく分からないが、中でも聴覚障害者であるチエコの存在は象徴的だった。

彼女は障害がある以外は普通の女子高生だと思う。彼女の母親が亡くなったという悲しい事実はあっても、それでも思春期の頃の同じ年頃の子たちみな様々な悩みを抱えていたり、親に反抗したり・・・私にも経験あるが、若い頃には多少の暴走はつきものだ。それは障害者だからとか健常者だからなどは関係ない。
リンクで繋がっているとはいえ、私個人は何となく「日本」だけ“異質”な存在であると感じたのは否めなかった。
日本は言葉の通じない遠い異国の地。ここだけ別世界。そんな印象があった。

"the brightest light in the darkest night"(最も暗い夜に最も輝ける光)

人の命の重さは変わらないはず・・・なのにこの映画を観るとそうは思えない。



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