レディ・イン・ザ・ウォーター
【2006年製作 アメリカ】( 119min )
監督:M・ナイト・シャマラン
出演:ポール・ジアマッティ、ブライス・ダラス・ハワード
シャマラン監督はある意味とても気の毒な監督かもしれないなぁ…
いつも彼は新しい映画を撮る度に「シックス・センス」が比較対照として挙げられるから…
いい加減みな「シックス・センス」とは切り離して・・・と個人的にはそう思っているんだけれど、やっぱりそれは無理なんだろうか?
ファンタジー。
おとぎ話は子供の頃から好きなジャンルに入る。
私自身物心ついた時一番最初に映画館で観た洋画も「おとぎ話」チックな映画だったと思う。
蝶のような羽が生えた妖精がたくさん出てくる映画。
この「レディ・イン・ザ・ウォーター」はそういう古典的なおとぎ話がモチーフになって作られた作品。
人間界にとある目的を果たすために“ブルーワールド”から…やってきたナーフという水の妖精(B・ダラス・ハワード)が再び元の世界に帰っていくまでのお話なのだけれど、彼女が帰るまでのさまざまな問題を解決していくのが、アパートの管理人クリーブランド(P・ジアマッティ)。
ちょっとだけ残念に思ったのは、この作品を無理やり2時間の短い枠に押し込めた感じがするんですよね。
なんとなく観ていていっぱい、いっぱいになるの。
いや…これ以上説明を増やしたりすると逆にいやらしくなってしまうかもしれないかもなぁ。
でも一度にあれもこれもはちょっと欲張り過ぎな感じもするんですよね。
例えばTVシリーズモノみたいな感じで何話かに分けてやったらもっといい作品になったんではないかなって気がするんです。
もう1回観たらまた違った感想になるかもしれないけど。
ただ個人的にシャマラン監督の作品の中で実はこの映画は「シックス・センス」より好きな映画かもしれない。
それだけは断言できる。
デキがいい悪いは別にしてね。
「サイン」では宇宙人が出てくるお話だったけど…。
この時も自分の感想を後から読み返すと…「まさか本当に宇宙人出しちゃうなんて驚き」だった(笑)
当たり前のことを当たり前に撮るっていうのは逆にとても難しいことなんじゃないかなって気がするんですよね。
敢えてみんながタブーとしている事をワザと楽しんで作っているような感じ。
そこが監督の“非凡さ”を感じるところです。
話の筋には関係ないけど冒頭で管理人のクリーブランドがアパートの住人から虫の退治依頼されてるシーン。
思いっきり笑ったのだけれど、なんとなく「アニーホール」(W・アレン監督。D・キートン)を思い出しました。(確か「アニーホール」だったよなぁ…昔に観たんで定かじゃないんだけれど^^;)
D・キートンがW・アレンを呼びつけてバスルームにいる巨大蜘蛛を取ってもらう云々のお話。
ひょっとしたら「アニーホール」とは何にも関係ないと思いますけどね(笑)
でもシャマランさんって結構映画は観ていて、それでいて根っからの映画人なんだろうなぁっていうのは思いますよ。
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