カテゴリー「書籍・雑誌」の記事

ねずみと鳥とソーセージのおはなし

ネタが切れると即刻ネット徘徊しブログ友達やマイミクさんのところへ行ってネタ探しに奔走するりざふぃです(笑)

最近マイミクさんのAlan-smitheeさんが可愛らしい絵本(タイトルだけ?w)の内容についてUPされてました。


「三びきのやぎのがらがらどん」


恥ずかしながら私はこの絵本について内容は全く知らなかったのですが、有名な絵本らしいですね?
物語の中にトロルが出てくるあたり、いかにも北欧っぽい感じがします。
でもトロルって大概は怖い存在なのね?この絵本の中でもそうです。
ただ、あの有名なムーミンってトロルなんですよね(確か)。
決して“カバ”ではありません(^^;ああ見えても一応妖精です。

Alanさんの日記って文章が上手く、とっても表現力があって、またタイトルの付け方もニクイ!と常々感心しているところです。
(自分のブログにこんなこと書いちゃっていいのか分かりませんが^^;褒めてるからいいでしょw)
ちなみに↑のがらがらどんのAlanさんの日記タイトルは
『君だってラムチョップは食べるだろう?』です(笑)
ミクシィ内の日記にはトラックバックできないので、代わりとしてこちらに書かせて頂いたわけです(*^-^)

コメントの中でグリム童話にちょっと触れていたのですが、時同じくして3rdシーズンのスパナチュを観てたら丁度「グリム童話殺人事件」というのがあったので・・・

『まぁ♪なんてタイムリーなflair

という訳で、今日は書きながらどう転ぶか分からない「グリム童話」について書こうと思います(要は単純ですsweat01
相変わらず前置きが長くってすみません。

「グリム童話」って、アンデルセンやイソップに並んで日本でも昔から馴染み深いですよねhappy01
私自身も小さな頃はよく読んでました。
母親が特に熱心に買い与えていて(要は「世界○○文学全集」みたいな本)、今と違って昔は本をあまり読まない子だったから「もっと読め!」の思惑が親にはあったのかもしれませんが、とにかく↑に挙げた「グリム」「イソップ」「アンデルセン」も家にあったのは憶えてます。

私は困ったことに気に入った話しか読まなかったので、殆ど内容を忘れている・・・のですが。
まぁ有名なのは流石に分かります。

大人になった今でも強烈な印象が残っているお話がありまして・・・それが、

「ねずみと鳥とソーセージの話」(※タイトルは訳によって多少違いがありますが)です。

ざっと物語の概要を。

あるところにねずみと鳥とソーセージが幸せに暮らしていました。鳥は森に薪を集めいくのが仕事。ねずみは水を井戸で汲んで運び、そして火を炊き、ソーセージは料理をするのが日々の仕事でした。

ある時、鳥がいつものように森へ行き薪を集めていると、鳥(記憶の中ではカラスだけど・・・違うかも^^;)から「おまえだけどうしてそんなにきつい仕事をしているんだ?」と言われ、家に戻った鳥はねずみとソーセージに仕事を交換するよう主張し、森へ行くのは嫌だと言い始めました。ねずみとソーセージは反対したものの、結局鳥が水を運び、ねずみが料理をし、ソーセージが薪を集めることになりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この後はどうなるかなんとなく予想がつきますか?いかにもグリム童話らしい内容です。


ソーセージは森に薪集めに行くけれど、いつになっても帰って来ません。森へソーセージを捜しに出かけた鳥が見たものは・・・結局ソーセージは犬に食べられていました。ねずみは料理の最中、鍋の中で息絶えてしまい、残された鳥は水汲みに行くものの、ついには井戸の中に落ちてしまい、溺れて死んでしまいます。

これが最後のオチです。

この話を人に当てはめてみると・・・
人にはそれぞれ役割というか、向き不向きがあり、慣れないことはするもんじゃないなということでしょうか。

実際生きていくためには、慣れないことや不向きなことも多少はやらなきゃならない時もありますけどねcoldsweats01

気に入った話といえば「おいしいおかゆ」という話も大好きでした(笑)

魔法のお鍋。
おかゆが次から次へと溢れ出てくる・・・
こんなお鍋あったらいいなぁと思う今日この頃なのでした。(←怠け者主婦sweat01
 


Aigafuru_banner
   
  
↑映画の支援・ご協力をよろしくお願いしますshine


banner_03
  

↑ランキングに参加していますnote

| | コメント (7) | トラックバック (0)

双葉十三郎さんの映画評

明日からはまた平常の生活に戻れそうです。
朝の早起きは辛いものがあります…特に私のような「夜型人間」にとってはsweat01
明日からはまたちょっと遅くなるので、5時半起きはしなくてもすみそうscissors嬉しい~
なんて言ってると、つい夜更かししてしまいそうですが。

ところで、今日のネタは何にも考えてなかった。
何せ今日1日は昨日書いた「血と暴力の国」を読んでいるか、GB(ゲームボーイアドバンス)のポケモン『リーフグリーン』をやっているかのどっちかだったので(笑)
(すなっち~ここ読んでる~?ありがとねnote
バッジも5つ集まったわ・・・なんとかshine

はっsign02
またゲームの話に脱線してしまいそうになってしまいました。つい・・・

ゲームの話でもよかったし、面倒くさいからまたまた感想ブログにしようかと思っていたところ…

家に「外国映画25年みてある記」という古い本がありまして。

200803071158000
   
 
     
   


      
 
 
著者は映画ファンならご存知かもしれませんが、双葉十三郎さんです。

映画誌スクリーン内の〈ぼくの採点表〉でお馴染みだった映画評論家の方です。
(調べてみたら双葉さんは1910年生まれなので、御年97歳(!)でしょうかsign03

彼が観た映画は生涯で2万本(!)は超えているらしい。

年齢もそうですが、観た映画の数も半端じゃありませんね。ただただ「凄い」のひとことです。

私は履歴にこそ載ってないのですが、一応1000は超えてると自負していますsun
そりゃ~いろんなジャンルやB級、C級、Z級(?)が入っての数だけど(笑)
どちらにしても威張っていう程のことじゃありませんねsweat01

ちなみにぶぅ。彼は私よりずっと多くて…3000本くらい?
実際数えたことないですが、かなりの数観ているのは間違いないです。
ここでは殆ど書いたことないけど(^^;
(時々はここに感想等書いてくれりゃあいいのにねannoyぷんぷん)

さて、この本の中身ですが・・・

1952年度から1976年度までの25年間に渡り、双葉さんご自身がスクリーン誌内に於いて書き綴った映画の短評を、1冊の本にまとめたものです。

採点方式は☆がひとつ20点、★はひとつ5点となっていて、それぞれの映画作品に双葉さんの独断と偏見(?)で採点がなされています。

しかも点数によってそれぞれ意味があるようで…

例えば、

☆☆☆☆以上 断然よろし

☆☆☆★★★ 上出来の部類

☆☆☆★★
☆☆☆★    見てもいい

☆☆☆     平凡な出来ばえ

☆☆★★★  水準以下だが多少の興味

☆☆★★以下 篤志家はどうぞ

というものです。

↑のことから、要は私が思うに☆☆☆っていうのが(あくまでも双葉さんご自身の評ではありますが)ある意味で"平凡=ひょっとしたらこれらの評価の中では一番つまらない作品"と解釈してます(笑)

映画は万人が楽しめるものかもしれないけれど、作品の好みは十人十色です。

たとえ映画評を書くプロの方が褒めちぎっていたとしても、自分が好きになるかどうかは、実際は観てみるまで分かりませんよね。
年代や感性は人それぞれですから。

そういうことを踏まえて・・・

この本は映画云々に関わらずなかなか面白いですheart04ちなみに↑の写真はアメリカ編。もう1冊ヨーロッパ編もあります。

殆どは☆☆☆~☆☆☆★★★(60点から75点)で評価されていて、時々80点、85点が出てくるくらい・・・
ごく稀に、90点(!)があったり。
その90点がここでは最高評価です。

その90点の作品は・・・気になりますか?happy01

  


Aigafuru_banner
   
  
↑みなさま、ご協力をよろしくお願いしますshine


banner_03
  

↑ランキングに参加していますnote

| | コメント (6) | トラックバック (0)

大鴉の啼く冬/アン・クリーヴス

Raven_black


大鴉の啼く冬 RAVEN BLACK

アン・クリーヴス


   
やっと読み終えた。「大鴉(がらす)の啼く冬」。
最近昼間はあんまり読書をする気にならないというか集中力が途切れるので、専ら夜中が貴重な読書タイム。
しかもその夜中だって、映画観たり、ドラマ観たり・・・とそんなことばっかりしているものだから、すごく時間が掛かってしまった。

ミステリーの舞台はイギリス、スコットランドに属するシェットランド島。
新年を迎えてまもなく起きた殺人事件。黒い鴉の群れの中、雪原で横たわっていたのは、キャサリンという黒髪が印象的な女子高生。
彼女がしていた真っ赤なマフラーで首を絞められ殺されていた。
顔見知りが多く住む、人口も決して多くはない小さな町で、一体誰が彼女を殺したのか?
それよりも以前8年前にも、この町ではひとりの幼い少女が失踪していた・・・

私は女流作家の描くミステリー物が何故か好きです。
パトリシア・ハイスミス、M・H・クラーク、そしてJ・フィールディング(ある方からお薦めされ読むようになった)など。
物語に登場する人物の描かれ方が、女性らしく繊細であるのが理由のひとつかもしれません。
同じ女性だから共感できる部分があるのかも・・・と。

そしてこの「大鴉の啼く冬」は、とても寒い場所で起きた少女の殺人事件が一応のテーマにありますが、この物語はミステリーの謎解きの面白さより、背景にあるシェットランドの独特な風土や環境など登場人物の性格描写に重点を置いて書かれています。
ひとつの殺人事件を通して、島に住む人々の人間関係やそれぞれの心理が段々と浮き彫りになってくるのです。
また、3人称小説というべき面白い試みがこの本にはあります。
特に主人公がいるわけでもなく、複数の人間(ここでは4人。刑事、女子高生、知的障害のある老人、本土から移り住んできたシングルマザー)の視点から物語が進行していくのです。

勿論ここで犯人は誰なのか・・・ということは明かすことは出来ませんが、興味があれば一度お読みになっても損はない作品であることと思います。

"シェットランド四重奏(カルテット)"は始まったばかり・・・
続くこのシリーズ第2弾「White Nights」も今から楽しみになってきました。



Aigafuru_banner
   
  
↑みなさま、ご協力をよろしくお願いしますshine


banner_03
  

↑ランキングに参加していますnote

| | コメント (12) | トラックバック (0)

いろんな本が読みたい

やっぱり春は読書よねbookえ?秋じゃなくってsign02

「このミステリーがすごい! 2008年版」を買って暫く読まないまま放置してたんですが、昨日病院の通院日だったので待合時間に読んでいました。
ここではジェフリー・ディーヴァー(映画「ボーンコレクター」の原作者ね☆)が1位に選出されていて勿論この「ウォッチメイカー」も読みたい1冊には違いないんですが、何を隠そう女流作家好きな私としては11位のアン・クリーヴスに興味津々heart04
で、帰りに寄った紀伊國屋で彼女の本がすぐ見つかったので購入~タイトルは「大鴉(がらす)の啼く冬」。
この本を見つけた時丁度側にサラリーマン風の2人組がいて、そのうちのひとりが「これも面白いんだよ~。あ、それも。こっちも傑作なんだよな」ともうひとりの方にいろいろ説明されていましたが、果たしてあの本は何だったのか・・・それより説明を受けてた方は本当に"あれも、これも"読みたくって彼の話に耳を傾けてたのか、それともただの仕事(?)だったのか気になります(^^;
ちなみにそこは創元社の棚でした。

まぁそんなことはどうでもいいんですが、他にもヘニング・マンケルとか先日のアカデミー賞で話題になった映画「ノーカントリー」の原作コーマック・マッカーシーの「血と暴力の国」を購入しようかとかいろいろと悩んでいて結局時間がなくなってしまったし、最近新しいのは高いしdollarというわけでそのまま帰りました。

アン・クリーヴスのことをちょっとここで。
1954年イングランド西部生まれ。作家となったのは80年代半ば以降らしいので既に20年はキャリアを積んでいたようですが、日本で翻訳されたのはこの「大鴉の啼く冬」が初めてだそうです。
馬でいえば彼女は晩成タイプ。英国推理作家協会賞を受賞したことでこれも馬でいえば牝馬7歳で重賞初制覇!といった感じでしょうか(何故馬にたとえる^^;)。
これを機に翻訳される予定があるそうなのでこれから楽しみな女流作家です。

余談ですが「このミス」の中で書いてあったアガサ・クリスティの児童書
ただ今ウチの娘にも読ませようかなぁと目論んでいます。



Aigafuru_banner
   
  
↑ご協力よろしくお願いしますshine


banner_03
  

↑ランキングに参加していますnote

| | コメント (10) | トラックバック (0)

きみの血を/シオドア・スタージョン

Some_of_your_blood_2


きみの血を SOME OF YOUR BLOOD

シオドア・スタージョン



 
私は吸血鬼が好きだ。
生のヴァンパイヤには出会ったことはないし、また血を吸いたいという衝動にも駆られたことはないが、当然ながら読み物として、または映画の中では特異なキャラクターとして興味深いという意味で。

世の中には吸血病に罹った人たちが少なからずいると思うが、習慣的・体質的にそうなってしまうと端からみて本当に気の毒だなとは思う。


シオドア・スタージョンの「きみの血を」。

一般的によく知られている吸血鬼物語とは、ひと味もふた味も違う。
また、「ミステリーは好きだけれど吸血鬼は怖いからイヤ」という人にもオススメ。

実際“吸血”を連想させることは、この本の中では殆どない。

読者は最後の最後(終盤である程度は予想つく)になって初めて、はっきり“それ”と理解することになると思う。

吸血鬼=ホラーという風に考えるのは間違いではないと思うが、一言にホラーと言っても幅広い。
またロマンティックや多少はエロティックな要素とか、いろんなエッセンスが組み込まれているのが“より上質な”ホラー小説だったり、映画だったり・・・というのが一般的なホラーに対する見方だろうとも思う。

この「きみの血を」は1回読んだだけでは、正直はっきり分からないところがある。
単に私の理解力不足なだけかもしれないが・・・

少なくとも2回読んだ限りでは、2回目の方が断然面白く、興味深く読むことができた。

ミステリー小説には不可欠な伏線。1回目には気づかなかったところが、2回目では「なるほど」と納得できる。

さっき「最後の最後まで・・・」と書いたが、
詳細はできる限り伏せたいのだが、例えば冒頭の方で小説の重要人物であるジョージが少佐に怒りをぶつけるシーンがある。1回目は深く考えずに読み飛ばしていたところも、2回目になって初めて「そういうことだったのか」と気づく。

『(前略)吸血鬼は、幼な子であり、血を吸われる相手は母親』─。
風間賢二氏あとがき ジョン・ゴードン氏の記述より

読者への挑戦状ともとれる本作品を一度お読みになれば自ずと意味は分かるはず。



 
 
banner_03
  

↑ランキングに参加しています よろしければお願いします

| | コメント (4) | トラックバック (0)

散るぞ悲しき

この夏娘の夏休みに帰省した際、実家の父親が珍しく読書に耽っていた。
何を読んでいるんだろう?と思っていたら「硫黄島からの手紙」と「散るぞ悲しき」だった。
近所のショッピングモール内に映画館が出来たとかで母曰く“父親は足繁く映画館通い”をしているらしいが、勿論「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」は観たと言っていた。「硫黄島からの手紙」に至っては何と2回も観たと。なるほど。父らしいなぁと思わずニンマリしてしまった(笑)
 

Chiruzo_kanashiki_2

 
『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』

梯久美子 著
 
 

「散るぞ悲しき」
これら映画でも記憶に新しい“硫黄島”のノンフィクションだ。

栗林忠道中将。正確には最後の最後には大将まで昇進した方だが、その事実を知らずに本人はこの世を去った…

「硫黄島からの手紙」の映画の中でも本文の中でもそうだが、栗林忠道という人は物事を“進歩的”に考える、軍国主義の時代にあって非常に珍しい人物だったということがよく分かる。
そして忘れてならないのは、彼は非常に家族想いだったということ。
彼の頭の中にはいつなん時でも家族が第一にあって、たとえそれが戦渦の真っ只中にあった厳しい「硫黄島」での戦いの最中でも、それらは何ら変わることはなかった。
彼が家族に宛てた手紙は、涙なくては語れないくらい本当に胸を打たれる。
そして彼自身の人間性が滲み出ていて素晴らしい。

硫黄島で米軍との戦いがより厳しくなった中でも彼の手紙の内容は家族の心配ばかりだ。
「お勝手の床下の隙間風が防げたか?」とか末娘のたか子宛てには「たこちゃん、この間産まれたヒヨコは4羽でした」なんてことを書いている。改めて凄い人だったな思う。


*******************************************************


この「散るぞ悲しき」は、戦争の悲惨さを浮き彫りにしたというだけではなく、栗林忠道という彼本来の人間性に重点を置き描かれている。戦略の巧みさなど軍人としても非常に優れていた彼の生き様は最期まで見事だった。故に彼が最後に残した訣別の文章は辛く悲しい。


国の為重きつとめを果し得で 
         矢弾尽き果て散るぞ悲しき

仇討たで野辺には朽ちじ吾は又 
         七度生まれて矛を執らむぞ

醜草の島に蔓るその時の
         皇国の行手一途に思ふ

 
 


 
 
banner_03
  

↑ランキングに参加しています よろしければお願いします。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

DEATH NOTE デスノートを読み終わる

この週末はダービーも大変盛り上がってましたが(牝馬が64年ぶりの快挙だもんね)、個人的にはコミックの「デスノート」で盛り上がっていました(笑)

※ネタバレあり※

昨夜やっとこさ読み終えました…。
しばし憔悴しきってました。
夜神月の最期を見届けることになるとは…しかもあんなにラストはあっけなく…。

ただ、人間はやっぱり“神”にはなれない。なってはいけないんだということがよーく分かりました。

そういう意味ではこのラストの解釈はいいと思います。
どんなに能力が優れていても“暴走しすぎた人間”が、人の上に立とうとする考えはやっぱり危険ですよね。

けれど私が一番落ち込んでしまった理由は・・・対立していたL(エル)の死です。
L(エル)はこの物語にはなくてはならない人でした…。少なくとも私は彼がここからいなくなったことでかなり凹んでいました><

架空のお話の中ですが、一応L(エル)も人の子だったんだ…と悟りました。

L(エル)の後継者のニアも凄く似たところはありましたが(知性や雰囲気)、ストーリー上絶対的に違うのは、L(エル)が死んだことにより、所詮彼も人の子。ニア自身にはキラに対する“復讐心”が生まれたことです。だからL(エル)に比べると、何となく非情な印象があります。

世間では映画とは別物と考える人が多そうなのですが、後編を観てからその辺どう感じたかをまた記事にUPするつもりです。
コミックもかなり長編になるから…ここからどの部分を中心にして映画が作られたのか…興味深いところです。



banner_03
 

↑ランキングに参加しています よろしければお願いします♪

| | コメント (5) | トラックバック (1)

嘘つきアーニャの真っ赤な真実

年末から今年にかけてりざぶぅの実家へ帰省しておりました。
義母がちょいと腰をやられてしまい普段あんまり仕事をしない(?)私にしては珍しく動いて家事をいろいろとこなしていたのですが、それでも結構暇ではあったので、家のすぐ近くにある「本を売るなら~」のCMで御馴染みの店へ何度も足を運んでいました。
エッセイ及び日本人作家の作品を普段あんまり読まない私が珍しく買った1冊。
タイトルにつられてつい買ってしまいました。

嘘つきアーニャの真っ赤な真実

著者である米原万理さんのことは以前より知っていました。昨年56歳という若さで亡くなったのも知っています。ロシア語の通訳をしてたことも。

内容の割に軽いタッチでとても読みやすいので一気に読んでしまいました。
米原さん自身が少女時代に過ごした、プラハのソヴィエト学校で出会った3人の女友達のことが軸になっています。
ギリシャ人のリッツァ、ルーマニア人のアーニャ、ユーゴスラビア人のヤスミンカ。米原さんの視点から1960年代の東欧中欧諸国、社会主義国家の内情が見えてきます。
少女時代を経て日本に戻った米原さんが、30年経ってから彼女達と再会するという展開は、まるで作られたストーリーのようでもあり、なんて劇的なお話なんだろうと最初はそう思いましたが、それはきっと私は日本人で、日本の中でずっと過ごしているからなのだろうと。
著書の中で米原さん自身も「大きな国より小さな国、強い国より弱い国から来た子どもの方が、母国を想う情熱が激しいことに気付いた。(中略)プラハの学校で私が確認し得た、愛国心をかき立てるもう一つの要素がある。それは故国が不幸であればあるほど、望郷の想いは強くなるらしい、ということだった。」と書いていますが、これを読んで改めて「少女時代に米原さんはこんなことを感じとっていたのかー私の少女時代とは随分と大きな差があるな」と驚くと同時に、多感な少女時代に様々な経験をされてきた彼女が、正直なんだか羨ましい気もします。
 
 

 
 
banner_03
 
人気映画・TVBLOG

↑クリック よろしければお願いします♪

| | コメント (5) | トラックバック (0)

吉祥天女

“悪阻(つわり)”がちょっとひどい日があって、そんな日は映画鑑賞が好きな私も流石に映画が最後まで集中して観れなくって…なあんて。あんまり愚痴ばっかり言ってるとお腹の子に怒られるかもしれないから止めておこう。
専ら(“あ~いい漢字”やっている人は読めるよね(笑))最近は映画より本、マンガ鑑賞が中心。

吉田秋生作品といえば、殆どの人がひょっとしたらそうかもしれないが一番に思いつくのが「BANANA FISH」。
自分の中では殆ど「バイブル」と化してる(笑)
が、今回わざわざブログに取り上げたのはそちらではなくってこちらの「吉祥天女」。

タイトルからしてとても妖しい雰囲気があるが、主要登場人物のひとり“天女”小夜子がどうしてどうして。彼女は本当に高校生なの!?と疑ってしまいたくなる程、既に大人の女の色香を醸し出している。この物語に出てくる他の女子高生たちとは誰とも違う“異質な存在”だっていうのは明らかだ。
最も私自身が勝手に感じてることだけれど、最近の女子学生(っていう言い方って古い?^^;)より昔の方が「より大人」のイメージが。いろんな意味で。勝手ながらそう思っている。

この「吉祥天女」は、実際80年代当時「小学館漫画賞」などを受賞しているらしいのだけれど、そんな事実があろうがなかろうが、「少女漫画の域」を完璧に超えているな…と以前読み終えた後、真っ先にそう思った。今回も再び読んでみて同じように感じた。
人間の内側に秘めた何というかドロドロしたもの…、暴力的な描写も確かにあるけれど、その陰には多様なメッセージが含まれていて、人物描写も素晴らしくひとつひとつ無駄がない。上手い表現が見つからなくて申し訳ないが、もし興味があったら是非一度は読んで欲しい。

そういえば全くこの漫画には関係ないけど、昨日読売新聞の社会面に「唐風衣装ぼんやり吉祥天女」の見出しを見つけた。記事によれば、─島根県出雲市の山持(ざんもち)遺跡で、唐風の衣装を着た女性像などを墨で描いた8世紀~9世紀初めの板絵4点が出土した─というもの。
私の中では非常にタイムリーだったのでちょっとだけ驚きな話題でした。


banner_03
 
人気映画・TVBLOG

↑クリック よろしければお願いで~す。(^^)

| | コメント (11) | トラックバック (0)

暗闇でささやく声

Whispers_and_lies
ジョイ・フィールディング 

『暗闇でささやく声』 
 

   
  

 
読み始めたら止まらなくなるJ・フィールディングですが、今回もまた彼女にすっかり嵌まってしまいました。
冒頭はなんとなくかの映画「ルームメイト」を思わせるような感じといえばいいのかな。最も大家は40歳の未婚女性。職業は看護士。ただし以前一人のルームメイトに逃げられた苦い経験がある。そこで現れたアリソンという若い女性。いつの間にかテリーにとってアリソンはかけがえのない存在となっていくというストーリーなのですが、一応このテリーが中心に物語が進行していくので、結果読み終える直前に私たち読者はすっかり罠に陥ってしまうということに気づくわけです。

今回のこの作品。普通に読み進めていくと物語の殆どはミステリーという感じがあんまりしないと思います。けれど「あっ」と気づいた時にはすっかりJ・フィールディングの策略に嵌まっているのは必至です。

内容にはあんまり触れないでおきたいのですが、ちょっとだけ言わせて頂くと...
テリーの亡くなった母親の存在自体が呪縛となり時々彼女を苦しめるわけですが...
最後の最後まで息をつかせない展開!この心理描写は本当に見事です。
そして、衝撃の結末を迎えたあとに残るこのどうしようもない“切なさ”はどうだろう。

是非一度お読み頂ければと思います。

 
 
 

banner_03
 
人気映画・TVBLOG

↑クリック よろしければお願いで~す。(^^)

| | コメント (11) | トラックバック (1)