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トゥルーマン・ショー

The_truman_show THE TRUMAN SHOW

【1998年製作 アメリカ】( 103min )
監督:ピーター・ウィアー
出演:ジム・キャリー、ローラ・リニー、エド・ハリス


ウィアー監督の作品はなんていうか個人的に"病みつき"になる映画が多い。個人的に「ピクニックatハンギングロック」はなんともいえないミステリアスなところが好きだし、「グリーン・カード」も結構好きな映画だ。
この「トゥルーマン・ショー」はアイディアが斬新で最初観た時は不意をつかれて背後からいきなりハンマーで頭を殴られた(?笑)ような印象だった。ジム・キャリー以外この役は思いつかない。彼のためにこの映画が作られたんではないのか・・・と思ってしまう。

某映画サイトの中でどなたかもおっしゃっていたが、この作品は単なるコメディという枠では収まりきらない。とにかくシニカルで不思議な感覚を持った映画には違いない。
仮想ものとして観た中で思い出されるのは「13F」。こちらは完全にSFを強調した作品になっているが、その他では「ステップフォード・ワイフ」のあの感じとか・・・になんとなく似ている気がする。

『仮想世界』という設定からしてこの映画はSFっぽくあるけれど、本質的にはヒューマンドラマだ。
シーヘヴンの住人はトゥルーマン以外全て“演じて”いる。本当の意味で生きてはいない。
この世界に息づいていたのは後にも先にも“トゥルーマン”自身だけだ。

登場人物は俳優たちが演じ、仕事から街、島全体、更には天候まで(!)が全て人工的に創られた、人の手によってプロデュースされた世界。
この街を創ったクリエイターのクリフトフ曰く「外の世界より危険はない」と─。
彼はクリエイターとしては恐らく最高で、リアルさを追求しつつも、結局は本人のエゴでしかない。

またこの映画を観ている私自身も、トゥルーマンの生活を覗き見ている視聴者の気分を味い、密かにトゥルーマンを応援しつつ、今見えている自分がいる“この場所”も偽りの世界だったら・・・そんなことを考えると映画を観ている私の心境も複雑だ。

たとえクリフトフの云う「絶望のない世界」が本当にあったとして、それはそれでその理想郷は天国みたいなものだけれど、私だったら・・・いや恐らく大多数の人は思うと思うが、他人に自分の人生を左右されるなんて真っ平だ。

ラストは感動的に締めくくられる。
トゥルーマンが疑問を持ち始めてから、生まれて初めて知る外の世界─。彼が本当に生きるのはそれからだ。


 
 

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映画/タ行」カテゴリの記事

コメント

電波少年?

投稿: tue | 2008/06/04 04:17

これ観たことありますよ。
まさにジム・キャリーのハマリ役。
時々、自分がトゥルーマンのようにされてたら
なんて考えて怖ろしくなったりします。

投稿: 涼 | 2008/06/04 08:52

>tueたま

そそ!ケーブルガイ(笑)
私この映画観るまではジム・キャリーってあんまり好きじゃなかったんだけれど、この映画はよかったと思います(^0^)
電波少年も怖かったけれど、ジム・キャリーってあの笑い方のせいなのか・・・なんか怖いsweat01


>涼たま

ホントですよねぇ~まさにこの役はハマリ役!
ジム・キャリーだからこの役ができたんだなぁって思います~
しっかしこのシーヘヴンってスゴイわ~
島全体しかも海まで仮想ってんだから・・・^^;
バーチャル・・・とはちょっとニュアンスが違うけれど、海外の小説に時々出てくるような感じの世界。
日本だとCG使ってもこういう映画って作れないなぁ…きっと。
ウィラーさんがスゴイなって思うのは、仮想空間を強調しつつもSFに走らないできちっと人間を描いているとこscissors
そこがいいなぁって思いました(^^)

投稿: りざふぃ | 2008/06/04 09:58

トゥルーマンショー、斬新なアイデアの映画でしたねぇ
時々、CMが入るのが笑えたw
恋人や親友までが、作りものなんて、強烈な皮肉やねw
ジムキャリーって、芸風嫌いだったけど、これは良かった。
芸達者な役者さんやわ。

投稿: けろこ | 2008/06/05 08:33

>けろこたま

あははは(^0^)CMねhappy01
トゥルーマン愛用のココアとか笑えますよね(笑)
でもショックだろうなぁ…
恋人もそうだけど、信用していた友達まで役者で、しかも指示された台詞言われて・・・私だったら分かった時点でかなり落ち込むと思うなshock

私も~私も~
ジム・キャリーってあんまり好きなタイプの役者さんではなかったんだけれど、この映画では別かもな(^^)v
笑いと感動を両方表現できる役者って意外にそう多くはないかもsign02

投稿: りざふぃ | 2008/06/05 16:19

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