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チャイナ・シンドローム

The_china_syndrome_2 THE CHINA SYNDROME

【1979年製作 アメリカ】( 122min )
監督:ジェームズ・ブリッジス
出演:ジェーン・フォンダ、ジャック・レモン、マイケル・ダグラス


原子力発電所をテレビで取材中偶然に起きた事故を目撃したTVキャスターらはその真相を世間に知らせようとするが・・・

今観ても十分に面白い非常に興味深い映画だと思った。

チャイナシンドローム。
もしアメリカの原発内に於いて、何かしらの原因で冷却水のバルブが遮断された場合炉心部が空焚きになり、結果原子炉はメルトダウンし、地球の核をも突き抜け中国までも到達する・・・というような説明が映画の中でも出てきたが、勿論実際にこのようなことが起きたとしてもそれは中国ではないそうな。
どちらにしてもこんなことが起きたら、想像を絶するような最悪の事態に陥るだろう・・・というより地球の核を突き抜ける破壊力を持つような原子炉だったら今すぐにでも閉鎖して欲しい。恐ろしい・・・。

原発の事故。有名なところではチェルノブイリ原子力発電所事故が記憶に新しいが、日本でも東海村で起きたり・・・この映画が公開された後で原発のあり方に関しては特に専門家の間などで様々な議論がされていることと思うが、この映画の中でもスリーマイル島原子力発電所内で事故が起きる。

“小さな”事故が起きた後、発電所に対しTVクルーらは取材中に感じた危機感を訴えるが「大したことではない」と全く問題視せず、後になって技師のひとりが、この原発には大きな欠陥があることに気づく・・・
当初対立していたかに見えたTV取材側(J・フォンダ、Mダグラスら)と技師(J・レモン)が団結して原発の運営停止を求める行動に出るが、当然の如く映画ではTV局や原発の“お偉いさん方”らから猛反発を受ける。
映画の中で、事の重大さを全く認識していない原発の責任者の無責任さには心底腹立たしさを感じた。
彼らに対し、ジェーン・フォンダやマイケル・ダグラスが事故の重大さを報道すべく奔走する場面は観ている私も胸がスカっとするような爽快感を味わった。最初は技師として原発側の立場にいたジャック・レモンも最後には自ら命を懸けて原発の運転を止めようとする姿も迫力があって、いい意味で娯楽性がありながら、社会性も加味した映画になっていて、観る側に非常に説得力があるいい作品だったと思う。


余談だけれど、この映画の中でもジャック・レモンの存在感は抜群。この人はコメディからシリアスまで何をやらせても巧者な人だった。
全然違う映画だが「サブウェイ・パニック」のウォルター・マッソーを“絶妙のコンビ”だからなのかつい思い浮かべてしまった・・・
両方とも作品としても勿論いいが、彼らのような素晴らしい演技をする役者が出演している映画をもっと観たいと思うのは私だけじゃないだろうな。



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コメント

東海村のある県に住んでいた者にとっては他人事ではありません~(汗)。
ゴルゴ13でも原発事故の話があったな~(笑)。

何年か前にスカパーでチェルノブイリのドキュメンタリー見ました・・・完全に人災だったみたいですね(怖ひ!)。

投稿: もつ | 2008/02/18 22:42

>もつたま

こんばんは~
そうだった(゚O゚;アッ!東海村はそうだね!
うちの実家も隣だから近いといや~近い。その県にも友達住んでたしそう考えると恐ろしい((((+_+))))

ウチのダンナは大学の時に単位の関係だか・・・で、ここに行って中を見学したことあるって言ってました。

チェルノブイリの原発事故のドキュメンタリーご覧になったんですか!?
私しゃ怖くて観れません(^^;(ホラーはへーきなくせに(笑))

でもこの事故の経緯を見ると、↑の映画と何だか似てる気がしますdespair

扱ってるものがもはや「モンスター」みたいなものなので・・・
事故は、人間に対する神の警告かもしれませんね。

投稿: りざふぃ | 2008/02/18 23:01

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