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仮面/ペルソナ

Persona PERSONA

【1967年製作 スウェーデン】( 81min )

監督:イングマール・ベルイマン
出演:ビビ・アンデショーン、リヴ・ウルマン

大女優エリーサベットは舞台出演中突然台詞が出てこなくなり、そのまま失語症で入院した。女医の勧めで看護婦アルマと共に海辺の別荘での療養生活が始まる。2人だけで生活をするうちに、お互いの精神と肉体は感応するようになるが…。


ペルソナとは、本来の自分とは異なった性質(性格)のもの。“仮面”─それを心理学用語ではペルソナと呼ぶらしい。

これって…誰にでも当てはまりそうな気がするんですよね。

例えば、新しく入った会社で自分をよりよく見せたい…上司に自分を評価してもらいたいとか、好きな人が身近にいる。で、自分を好きになって欲しい…と、あの手この手でいろんな行動に移してみるとか(笑)

私は心理学の専門家じゃないので詳しくは判らないけれど、誰にでも「仮面」はあるのでしょう。

この映画のエリーサベットのような女優という職業だったら…例えば…

私だったら、看護婦アルマが言うように「あなたはいいわね。いろんな役を演じられるから」って、恐らく単純に羨ましいと思ってしまうと思います。

でもエリーサベットにとっては「いい人を“演じ”続ける」ことによって、それが苦痛以外何ものでもなくなってしまう。

息子を産んだ事実も…
単に彼女が女優として足りなかった“母性”の部分を補うものでしかなかった。

それって…
もし息子自身がその事実を知ってしまったら、それこそ救いようのない残酷な現実を突きつけられることになるんでしょう。

彼女は様々な「現実」を理解しつつ、結局黙ることによって自分をコントロールしようとした─。
自分の中にある秩序を「沈黙」によって保とうとしたけれど、女医や看護婦のアルマは決して見逃さなかった…。

でも…だからといって、アルマのように「私はあなたとは違う。あなたのように冷たくはない。人は見捨てないし、あなたのようには決してならない!」と、私だったら・・・果たして胸を張って言い切ることができるでしょうか?

この映画を観終わって様々なことを考えさせられてしまいました。


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映画/カ行」カテゴリの記事

コメント

映画「ガタカ」オススメです。か行になかったようなのでもし良かったらぜひ。

投稿: モモ | 2008/08/15 19:31

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