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用心棒

Youjinbo 用心棒

【1961年製作 日本】( 110min )

監督:黒澤明
出演:三船敏郎、仲代達矢、東野英治郎、山田五十鈴、志村喬

黒澤映画ビギナーな私があれこれ書くのは本当に恐れ多くてといったカンジなのだが、この「用心棒」も噂に違わず面白い映画だった。
2つの勢力が対立する宿場町を舞台に、桑畑三十郎と名乗るひとりの浪人(三船敏郎)が両方に自分を「用心棒」として売り込み互いの勢力を争わせ壊滅に追い込んでいく…というお話なのだが、注目すべきは三船演じる三十郎の殺陣シーンも勿論だが、対立勢力を上手く丸め込む三十郎の“会話”の巧みさ、これに尽きる。映画の中での会話、特に東野英治郎演じる飯屋の親爺とのやりとりは面白い。
冒頭の方で清兵衛側の“用心棒”だった本間先生が「さ~今夜攻めこむぞ!」という間際になって逃亡するのだが、その様子を見ていた三十郎が手を振ってさよならするシーンは微笑ましくって思わずぷぷっと笑いが出るのをこらえた。

黒澤映画に出てくる男優さんは様々な作品で被っていることが多いが、脇を固める重要な役者たちはその時それぞれでみな役柄が違うのもすごく興味深いところだ。
例えば「七人の侍」で7人の侍の中のひとりとして登場していた加東大介が精悍な侍を演じていたのに対し、こちらの映画では全く違うタイプでしかも頭の弱いマヌケな亥之吉を演じていたりする。

若かりし頃の仲代達矢が卯之助の役で登場したのだが、これがまた実に私好みだ^^
立ち姿が綺麗で颯爽としていて眼光が鋭くて…悪役を見事に演じてた。
三船もカッコイイが、仲代もカッコイイ。仲代達矢はこの頃まだ20代だと思うのだが、今時の若い役者で彼のような存在感ある俳優なんて恐らくいないんじゃないかと思う。(誰かいるかなぁ…?)

黒澤映画全てがそうという訳ではないだろうが、少なくともこの「用心棒」は軽いタッチで描かれている。展開も「次はこうなるだろう」と大抵は予測がつくのだが、分かっていながらもぐいぐいと映画の中に引き込まれてしまう。
私はこの“軽さ”が良い意味での黒澤映画の魅力のひとつだと思っている。それが黒澤映画が万人に受け入れられる要因ではないのかな。



 

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コメント

こんばんわ、りざたん。

三船敏郎は好きですから、だいたいの映画は見ました。
用心棒もそれぞれの役者さんが良い味を出しているよね。
じゃ、また来まーす。

投稿: かじゅーん | 2007/04/23 23:03

悪夢のごときニュース


森田監督
織田裕二主演


http://www.tsubaki-sanjyuro.jp/

投稿: tue | 2007/04/24 05:31

>かじゅたま

おはようさんで~す^^
お~三船さんいいですよね~(^0^)大方みながそういうだろうけどホンマに渋い!特に黒澤映画の中ではこそかしらん。
ええねぇ。この用心棒もよかったが、実は昨夜この続きともいえる「椿三十郎」も観ました(笑)
いや~おもろかった♪
今日また書けたらこちらも感想をUPしま~す。
そうそう、脇役の俳優さんも男優さんは大抵決まってて他の黒澤映画と被っている人多いですよね~
でもみんな個性があって良い良い(^^)
仲代達矢の若い頃…かなり好みかもしれん(笑)


>tueたま

おはようさんで~す。
お!何かと思いきや…
これ!知ってる~~~ウチのダンナがブツブツ言ってました^^;
そうそう。私オリジナルは↑に書いたようにまだ観たばかりなのですが(笑)昨夜観て「あ~これを織田君がやるのか~さすがにあわんやろ~」と思いました。

うんうん。ホンマ悪夢…かもしれん^^;
はっきり素人の私がいうのも何なのですが…織田君の俳優生命かかっちゃったりして…そういう作品ですよね。

投稿: りざふぃ | 2007/04/24 10:36

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