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ジョン・カサベテス監督作品

まとめて2本観ました。

彼の処女作であるアメリカの影と彼の元
奥様だったG・ローランズが出演している
こわれゆく女の2本。

とりあえず忘れないうちに簡単な感想を。

アメリカの影

即興で脚本もなしに撮った映画らしい。
黒人と白人の混血?の3兄弟が中心となって
物語は進む。
原題はSHADOWSだけど、日本のタイトルは
アメリカの影になってる。実際邦題でがっかり
っていうものが多いけどこれは逆に合ってるなと
勝手に納得してしまった。
人種問題。この映画の頃は50年代後半なんで
今よりももっと複雑でいろいろあっただろうなぁと。

この映画の中で、レリア(白人の血を兄のヒュー
よりも多く受け継いでいる?)が白人のとある男性
と結ばれた後の一連の会話がショックでした。
レリアの兄を見てあきらかに困惑する白人男性。
彼女に対する態度がガラッと一変する。。。

私は日本で生まれて育ってこれからもずっと日本人
やっていくだろうから、こういう人種問題って頭では
理解しているつもりでも、結局のところ完全には理解
出来ないだろうなぁ・・・と思う。
とてもデリケートで難しい問題。
特に例えばアメリカの南部などではこの問題を未だ
に引きずっているように思う。そういや故カサベテス
監督の奥様のジーナ・ローランズ主演映画(TVM)
で、カラー・オブ・ラブっていう作品があったけど、
人種問題を取り上げた作品だった。まさにそれ。

アメリカの影の作品自体は、それ程暗い印象は
なくてジャズ(あまり詳しくないけど)も心地よくって
サラッと観れました。
古い映画だけど人物の描かれ方など古いって感じ
は全くしなかった。むしろ今観ても新鮮。

こわれゆく女

ジーナ・ローランズがこわれていくんだなぁとタイトル
から想像してはいましたが、冒頭からこわれてた…
映画の中で彼女は、いい母親で、家事もしっかり
やるしダンナさんをとっても愛していて…
でも徐々にこわれていく様は本当に観ているのが
辛くなる程でした。
とにかくG・ローランズの演技が素晴らしい!!
ここまで演じれる役者ってそうそういない。絶対に。
日本だったら…そーだなぁ誰だろ?大竹しのぶとか?
荻野目慶子とか等々だったら演じれるかもしれない。
旦那役のピーター・フォーク。
この方って日本では「うちのカミさんが…」で有名
な刑事コロンボ役が有名。そのイメージのままこの
映画観るとギャップが… 全然タイプが違うもん。
このヒトも凄い。終盤奥さんだけでなくて、旦那さん
もこわれたかと思った… ストーリーはラストで
ちょっと安心^^

とにかくジーナ・ローランズは今までグロリアしか観たこと
なかったんで、演技の幅が広いんだなぁと思いました。
勿論彼女の演じたグロリアは最高にカッコイイのです(^-^)
シャロン・ストーンの方が美貌はあるけど、作品の
出来ははっきり言って天と地の差。
昔の方が断然いい!

読んだら、ここクリック忘れないでー^^

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コメント

書き込みありがとうございます!
何度も来ていただくのは大歓迎ですよ!(笑)

『グロリア』のジーナ・ローランズはほんとに痺れますよね!!
感想の最後に
「それにしてもジーナ・ローランズ。そこに立っているだけで十分という、稀有な存在感。そのかっこよさは他の追随を許さず、自分の中のかっこいい女性の基準はここにあります。姐さん、一生ついていきます!」
と書いたんですが、ほんとにそう思います。

『アメリカの影』はおっしゃるように“新鮮”て言葉がぴったりですよね。
デビュー作でこんなものを作ってしまった才能にただただ感服です。
まだカサヴェテス作品はこの2本しか観ていないので、これからも楽しませてもらえそうです♪
こちらこそよろしくお願いします。

投稿: micchii | 2005/01/15 19:16

>micchiiさん

今晩は~コメント有難うございます^^
「アメリカの影」は本当に素晴らしかったです。
本当にストレンジャー・ザン・パラダイスを彷彿
させます。というか、ジャームッシュは、彼に
影響受けたんですねぇ…なる程。

私自身もこれまでカサヴェテス監督の映画って
「グロリア」しか観たことなかったのですが
ジーナ・ローランズに痺れます~
彼女って何てカッコよくって素敵なんでしょ!
同性から観ても憧れです。
反対に「こわれゆく女」は、もろい女性を
演じていましたが、これがまた素晴らしくって。
「姐さん、一生ついて行きます!」です(笑)

投稿: りざふぃ | 2005/01/17 20:45

TB失礼なんてとんでもないですよ!
ジーナ・ローランズとピーター・フォーク、おっしゃるように本物のプロの役者ですよね。
ジーナ・ローランズが凄いのは言うまでもないですが、ピーター・フォークも負けずに凄いと思いました。
カサヴェテスが出てるというのは知ってたんですが、『ローズマリーの赤ちゃん』まだ観てないんですよ。
まだ自分は観たことがないんですが、役者としてのカサヴェテスはいかがでしたか?

投稿: micchii | 2005/02/08 20:36

>micchiiさん

コメント有難うございます^^
G・ローランズ、P・フォークは本当に素晴らしい
役者ですね。あれだけの役を演じられるのです
から… 役者の演技が不味かったら、すべてぶち
壊しですもんね。この映画。

「ローズマリー~」は昔小説で読んで、それから
映画も大分前に観て、その時は正直役者の
カサヴェテスは印象なかったです^^; 
役柄のせいもあるでしょうが、やっぱりミア・
ファローの映画って感じではないでしょうか。
うちのりざぶぅ(夫)の言葉を借りれば、
「カサヴェテスは役者として出ていた映画は
実際あまりいい映画は少ないんだけど、監督
した映画は良いよね」ってことみたいです^^;
監督作品が非常に少ないのがホント残念です。
「ローズマリー~」は、私が思うに「オーメン」
のルーツ的な映画かな~と思います^^

投稿: りざふぃ | 2005/02/10 17:14

りざふぃさま
こんばんは!
リンクの件ありがとうございます。
ぜひよろしくお願いします。私のblogにもリンク貼らせていただいてよろしいでしょうか?
是非お願いします。
loth

投稿: loth | 2005/02/20 23:55

lothさん、どうも有難うございます^^
綺麗で文章もとても丁寧なlothさんのところとは
比べ物にならなくって恥ずかしいのですが…
ついお願いに上がらせて頂いた次第です。
こちらこそ今後とも宜しくお願い致します^^


投稿: りざふぃ | 2005/02/21 10:10

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